妊娠中の心配事のひとつに、妊婦の体重増加があります。
定期検診に病院へ訪れる時、「赤ちゃんのエコーは嬉しいけれど、体重計に乗る時が毎回憂鬱で…」いう妊婦さんも多いのではないでしょうか。

そんな妊婦さんの中には、「人気の糖質制限食ダイエットで手っ取り早く体重のコントロールをしたい」と実践する方もいるようですが、妊娠している時に糖質制限食を始めても大丈夫なのでしょうか?

糖質制限食とは?

1日トータルの糖質摂取量を130g以下に抑える食事療法で、糖尿病に通常出される病院食よりもさらに糖質を抑えたものが「糖質制限食」と呼ばれます。

血糖コントロールを良好にしたい人や、アレルギー・生活習慣病を和らげたい人に効果があるとされ、体重を気にされている人にはダイエット法としても注目されています。

妊婦している時に糖質制限食をしても大丈夫?

今まで糖尿病でない人が妊娠を機にホルモンの関係で妊娠糖尿病になったという人は、確かに食生活から見直す必要があります。
しかし、妊娠が分かってから今現在まで、そういった心配がないという妊婦さんには糖質制限食はオススメできません。

その答えは実にシンプルで、妊娠している時は胎児の成長のための栄養と、母体自身の栄養を摂らなければならないからです。

また、糖質制限食を推奨している医師も「妊娠中の低血糖・高血糖は胎児にも妊婦にもよくないので緩やかな糖質制限食を」と注意を促しています。

妊娠の初期は悪阻などでなかなか栄養バランスを考えるのは難しいかもしれませんが、体調が落ち着いてきたら食事面に気をつけることは大切です。

例えば、清涼飲料水をお茶や水に変えたり、糖分の多いフルーツは旬のものを少しだけ食べるようにしたり、キノコや海草類を積極的に取り入れたりするのもオススメです。

妊娠している時は、糖質を制限する「糖質制限食」よりも、糖質を意識することを心掛ける方がベストと言えるでしょう。