妊娠すると、さまざまな検査を受けますが、意外と知られていないのが「サイトメガロウイルス」です。
抗体なしの妊婦さんが初感染すると、赤ちゃんにも感染してしまうこともあります。
サイトメガロウイルスについて、知らなかったという人も多いと思いますが、これから妊娠を考えている人、妊婦さんはぜひ知っておきましょう。

サイトメガロウイルスとは?

サイトメガロウイルスは、ヘルペスウイルスと同様に、一度感染するとウイルスが体内に潜み続けます。
感染すると無症状であることもあるため、自覚症状が出ないこともあります。

子どもの尿や唾液から感染することが多く、多くは幼少期に子ども同士で感染していることが大半でした。
しかし、最近では初感染していない人が多いため、抗体なしの人が多くいるとされています。

サイトメガロウイルス抗体なしの妊婦さんが初感染すると胎児に感染してしまう可能性もあることから、抗体なしの妊婦さんの初感染に注意するよう呼びかけられています。

抗体なしかどうかは病院で検査を受けられるので、相談してみると良いかもしれませんね。

お腹の赤ちゃんに感染するとどうなるの?

抗体なしの妊婦さんが初感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染することがあります。

胎児期に感染すると、先天性サイトメガロウイルス感染症(先天性CMV感染症)にかかることがあり、確率としては300人に1人の割合で起きる可能性があると言われています。

サイトメガロウイルスに感染した場合、症状として低出生体重、小頭症、水頭症などの症状が起きる可能性があり、出生後しばらくしてから聴力障害が出てくることもあります。

このように抗体なしの妊婦さんが初感染すると赤ちゃんにも影響が出る可能性もあるので、予防することが大切ですね。

予防法はどうしたらいいの?

サイトメガロウイルスの予防には、ワクチンなどの予防法がないため、抗体なしの場合は自身で気をつけるしかありません。

サイトメガロウイルスは、子どもの唾液や尿などから感染することが多いため、おむつ交換や、排泄物を触った後に手洗いをする、ご飯のときにスプーンなどを共有しない、といった予防が大切です。

とくに、抗体なしの妊婦さんが2人目を妊娠中に感染することがあるため、お世話が大変ななかでなかなか難しいかもしれませんが、できる限り予防して過ごすようにしたいですね。

まとめ

サイトメガロウイルスはあまり聞き慣れないウイルスという印象が強いですが、抗体なしの場合、妊娠中に初感染すると赤ちゃんに影響が出る可能性もあるため、特に気をつけたいですね。

二人目を妊娠中の妊婦さんや子どもと接する機会の多い人は、おむつ交換のあとには手洗いをする、食べ物や食事中に食器を共有しないといった予防が大切です。