お腹の中では生きていても、出生後に自分の力で生きていけない場合には人工死産という手段を取る場合があります。
家族にとってはとても辛い処置となりますが、しばらく経つとまた赤ちゃんを授かりたいという気持ちになるのも当然のことです。
今回は人工死産後の妊娠についてお話しします。

人工死産とは?

自然死産は、お腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまっていることですが、人工死産は赤ちゃんが生きているにもかかわらず母体の健康保持を目的として人工的に行う死産のことを言います。
例えば、先天的な異常があり出生後も生存できる確率が低い場合に人工死産を行うことがあります。
胎児の異常により、出産時の母体に大きな影響を与える危険がある場合にも人工死産という手段が取られる場合もあるようです。

妊娠12週以降に行われる上記のような処置を人工死産といい、一般的に数日の入院が必要となるようです。
子宮口を器具や薬で開き、陣痛促進剤を使用する場合もあります。

人工死産後はゆっくり体と心を休めよう

人工死産という悲しい経験をされた家族にとって、悲しい反面でこの出来事を忘れることは赤ちゃんを忘れることになってしまうという気持ちもあります。
自分自身を責めたりしてしまう人も多いでしょう。

ですが無理に感情を抑え込んだり、「こう考えなきゃいけない」というふうに思わず、経験したことや気持ちを受け入れられるまで待ちましょう。
焦らずにゆっくりで構いません。
感情をコントロールしようとすると、ママ自身の心や体に不調をきたしてしまうこともありますので無理をしないことが一番です。

人工死産後は妊娠できる?妊娠できるのはいつ?

人工死産はつらい出来事ですが、「また赤ちゃんを授かりたい」と思うママも多く、人工死産後に妊娠出産しています。
では人工死産後に妊娠を考えるのはいつ頃がいいのでしょうか?

個人差はありますが一般的には、人工死産の後約1ヶ月前後で生理が再開するようです。
生理が再開すれば体の状態としては妊娠可能な状態であると言えますが、人工死産後の生理は血液量が多かったり日数が長かったりといつも通りではないことも多いようです。

このような体の状態は、まだ妊娠するために万全な状態ではなくママへの体の負担も大きくなってしまいます。
生理が2~3回くると子宮やホルモンの状態が回復して通常の生理に戻ることが多いため、その後に妊娠するよう指導がある場合が多いようです。

しかし指導内容は医師によって異なり、ママの心の回復時期を待ってから妊娠を考えるよう指導する医師もいるようです。
妊娠可能な時期に関しては何らかの指導があると思いますが、内容に納得できない場合には医師と話し合って相談しましょう。

精神的なストレスが生理を遅らせてしまう可能性も

人工死産後の生理再開には個人差が大きいのですが、精神的なストレスが大きいと生理再開が遅れてしまう可能性があります。
また妊娠したい、赤ちゃんが欲しいと思ったら、焦らずにゆっくりと体と心の回復を待ちましょう。