妊娠4ヶ月から出産まで

結婚してからすぐ妊娠が分かり、親戚一同大喜び。

私の母はつわりがなかったと言うので、私にもつわりはないと信じて疑いませんでした。

もう私の全ては期待で埋め尽くされていたのです。

そして妊娠4カ月に入った頃、主人と買い物に行きました。
赤ちゃんのためにも沢山栄養摂らなきゃね、と大量の買物袋を抱えて帰りました。

しかし、その次の日から胃がムカムカ、胸がムカムカ。

最初は食べ過ぎかな?と思いましたが、これが壮絶なつわりの始まりだったのです。

とにかくあらゆる匂いが鼻につきます。そして待った無しの吐き気に襲われました。

元気だった前夜に茹でたラーメンの鍋すら洗えず、義母が来て洗ってくれました。
そしてその日から寝込む日々が始まったのです。

意気込んで買った食材は見るだけでも吐いてしまう状態です。

また、キッチンで料理を作られるとその匂いでも吐いてしまいます。

なので、一ヶ月ほど差し入れや弁当生活が続きました。

とは言え私は殆ど食べられないので、あっと言う間に痩せて骨と皮の状態に。

あばらが浮き出て、げっそりやせ細り、本当に妊婦?といった感じです。

唯一食べられたのがジャガイモ。なぜかフライドポテトやポテトチップスは大丈夫でした。

そんな状態でも赤ちゃんがすくすく育っているのが本当に不思議でした。

まだしばらく続ける予定だった仕事も早めに退職。

仕事場に置いてあった私物は主人が代わりに取りに行ってくれる程何も出来なかったのです。

出来ることと言えば、ベッドとトイレの往復くらいでした。

吐いて吐いて、吐くものが無いのにそれでも吐いて、吐きすぎて血を吐くほど壮絶でした。

あまりにひどいので産婦人科で漢方薬をもらい、点滴にも通いましたが全く効かなかったのがショックです。

それでも安定期になれば治るはず、と耐えたのですが、全く良くなる気配がありません。
寝ても起きても気持ち悪い。病気なら数日寝ていれば治るのに、もはや出口の見えない戦いでした。

少しずつ動けるようになったのは、妊娠7ヶ月を過ぎた頃です。でも相変わらず吐き気は治まりません。

1人で買い物に行けるようになったのは8ヶ月を過ぎてからでした。

料理はもちろんマスク装着。しかし長時間のキッチンは耐えられず、簡単なものしか作れませんでした。

やっと吐き気が治まったのは9ヶ月頃です。

それでも相変わらず喉に何か詰まっているような違和感は結局出産まで続きました。

そして肝心な出産は破水から始まり、7時間の陣痛に耐えた後、無事に元気な女の子とご対面。

その時、スーッと喉の違和感が消えたのです。本当に不思議です。

そして妊娠中私の我儘に懲りずに付き合い、甲斐甲斐しく世話をしてくれた主人にとても感謝しています。